NPO法人 食といのちのお結び隊 イベント企画
中溝裕子 骨髄バンクチャリティーコンペの主旨

謹啓 時下ますますご清栄の段、心よりお慶び申し上げます。私は21年前、骨髄異型成症候群という血液の難病にかかり、幸運にも妹がドナーとなり受けたプロゴルファーです。

骨髄バンクが設立して26周年。いままで約22,000人が骨髄バンクを介して治療をうけました。日本で骨髄移植や末梢血幹細胞移植を必要とする患者さんは、毎年少なくとも3,000人以上います。白血病などの患者さんを救うために骨髄・末梢血幹細胞提供者(ドナー)が必要で、患者の立場から“ひとりでも多くの仲間のいのちを救えれば・・・”そんな想いで啓蒙支援を続けています。

骨髄バンクの支援のみならず、私自身が長い入院生活で感じた“いのちの尊さ”と3年の点滴生活を過ごしていたこともあり、食べられることに感謝!という想いを込め、食育やいのちのことを再認識していただけるようメッセージ的な活動も兼ねさせていただいております。

当コンペで、私の活動に賛同してくださっている女子プロゴルファーと一緒にゴルフプレーをしながら、プロの高い技術を学び、そしてスコアアップのヒントになれば幸いです。『人と人、笑顔と笑顔、元気と元気』生かされている喜び、ゴルフができる喜びをみなさまと共有できる。そんなゴルフコンペにしたいと思っております。

現在、日本骨髄バンクは資金難でぎりぎりの運営を余儀なくされています。景気や社会情勢に左右されますが移植を待つ患者にも影響が及ぶ切実な問題になっています。
当NPO 法人も例外では無く、この会の主旨をご理解いただき、甚だ不躾なお願いで恐縮ではございますが、是非ともご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

当チャリティーコンペがひとりでも多くの患者さんのいのちを繋ぐきっかけとなり、骨髄バンクの啓蒙推進となれば幸いに存じます。

敬具