闘病記(12)生理の血を止める スプレキュア
2週間にいちどは輸血をしに東京女子医大に通っていました。
茂原から特急で1時間なのでそんなに苦痛には思えませんでした。
ある日、生理が止まらなくなってきてるのに気づいたので溝口教授に相談をしました。
少しの血液をも無駄にはできません。
一度婦人科に受診をしなさいということで婦人科の井口教授をご紹介いただきました。
「溝口先生から伺っているわ。でも元気そうでそんな病気にはとても見えないわ」と
いままでのいきさつをお話しながら説明を受けました。
生理を止めましょう!ということでスプレキュアの使用を勧められました。
ホルモン剤で子宮内膜症の治療にも使われるお薬で一日3回、鼻に「シュー」とするのです。
その点鼻薬を使っていると生理が止まるのです。
副作用はそんなに強いものはないと聞き少しの血液でも貴重な私はスプレキュアを使う事にしました。
少しでも輸血を減らせる事ができるのでは・・そう考えたのです。
しかし時間を守りちゃんと使用しないと生理がきてしまうので注意が必要といわれました。
しばらくはスプレキュアで大事な血液を保てるかな?と思いましたが、相変わらず輸血は定期的に受けねばなりない状態でした。
顔色も日焼けが薄くなり、だいぶん白くなってきたと感じました。
日焼けで健康そうに見えていた顔色は日焼けがとれるにあたり、だんだん青白い色になってきたような感じでした。
(切れてくると)頭が痛くなり、動悸息切れが強くなります。
とうてい輸血は対処療法で、根本的な治療ではありません。
とにかく早く移植をするのならしたほうが良い!とはわかっていました。
でもまだ動けるのです。ラウンドもできたのです。
サイパンでゴルフしたりもしていました。
何か起こっては・・・不安は常につきまとっていましたが、ゴルフをすることでその気持ちを押さえこんでいた自分がいました。