闘病記(9)輸血が必要になる

平成7年6月27日、初めて輸血を行う事になりました。
試合に出るのだったら、ヘモグロビン(赤血球)を8台にあげなきゃだめだよ。
と言われていましたが恐くて恐くてなかなか「ハイ」という返事ができませんでした。
もう、輸血が必要になるほど悪くなっていたんだの気持ちでいっぱいになると同時に悔しさで身体が震えました。
恐いというよりなんで血液が造れ無いんだよーどうなっているんだ?!

当時白血球2000、ヘモグロビン7、血小板は3万を切っていました。
押さえられない悔しさに壁をこぶしで叩きました。
後、右手の痛みと手の甲いっぱいに”あざ”ができることがわかっていながら・・・・
普通の生活をする分ならなんとかせずにすんだかもしれない。
だるさ、息切れ、動悸、頭痛はあるかもしれないけどでもゴルフをするのなら絶対にしなければならなかった。
これは溝口教授との約束でもあることだから。・・・

輸血は白血球除去赤血球400ml、私の身体に他の人の血が入るのです。嫌だった。
針を刺される瞬間悲しく、空しく、涙が溢れていました。
悔しかった。できることならしたくなかった。でも仕方がなかった。
約2時間かけて輸血は終わり、車を運転して茂原に帰った。

移植後、無菌室開放から解放され看護師さんと